「ハートが連なっているように咲いている、タイツリソウってかわいいよね」
「タイツリソウを育てるのは難しいのかな?」
気になることが放っておけない、ガーデンかえる君の疑問にお答えしていきます。
今回は、存在感と魅力たっぷりの「タイツリソウの育て方」について紹介します。
じつは、タイツリソウを増やしたことがないんだよね。
増やし方についても一緒に勉強していくね!
タイツリソウ育て方のポイント
育て方のポイントを紹介していきましょう。
スクロールできます→↓
タイツリソウ育て方 | |
---|---|
日当たり | ●日当たりを好む ●強い日光を遮光する落葉樹の根元がベスト |
水やり | ●乾燥を嫌うのでたっぷり与える |
肥料 | ●3月、9月頃に緩効性肥料 |
用土 | ●市販の草花用培養土 ●赤玉土(小粒)、腐葉土、緩効性肥料 |
植え付け時期 | ●2月~3月 |
増やし方 | ●株分け ●挿し木 |
病気・害虫 | ●アブラムシ ●ヨトウムシ |
ポイント1:【日当たり】
我が家ではスモークツリーの根元に植えているよ。
環境が合ったのか、どんどん成長しているんだよね。
ポイント2:【水やり】
なるほど!
タイツリソウの近くにいれば、ボクも干からびないってことだね。
ポイント3:【肥料】
タイツリソウの育て方で注意するのは「日当たり・水やり・肥料」
そこさえ注意すれば、初心者でもカンタンに育てられるよ。
タイツリソウの植え付け
タイツリソウの植え付けには、どんな場所が適しているのでしょうか。
おすすめの用土も一緒に紹介していきます。
地植えと鉢植えどっちがいいの?
鉢植えで育てるには、深い鉢を選ばなければいけません。
根を張りめぐらせ、よく育ってくれるはずです。
鉢植えで育てると、水切れの心配から多くあげすぎちゃうよね。
「水切れ・根腐れ」もダメだと・・・加減が難しいね。
Point:「タイツリソウの植え付けの敵期」
●2月~3月の芽がでる前
おすすめの用土
水はけのよい土を好むタイツリソウは、市販の草花用培養土で充分に成長します。
オリジナル配合で作りたいという方は、赤玉土(小粒)6~7、腐葉土4~3の割合でベースを作り、緩効性肥料を少し入れてよく混ぜ込みます。
地植えにするときは、土を盛り高さをだして植え付けましょう。
根を深くはって元気に成長してくれます。
確かに!
あっちこっちで釣りしてるみたいに、しなって咲いてるもんね。
タイツリソウを増やす方法
タイツリソウを増やす方法は2つあります。ぜひ、ガーデン中にタイツリソウを増やしてみましょう!
①株分け
植え付けと同じタイミングでタイツリソウの株分けをしましょう。
太い根を傷つけないように注意しながら、自然に分かれているところを探します。
芽が2~3個ついているところを、清潔なハサミやナイフで切り分けます。
このとき注意したいのは「あまり細かく切り分けない」ということです。
②挿し木
タイツリソウの挿し木は3月~4月の新芽が出てくる前に行います。
太い丈夫な根を選び、3cmほどにカットしてください。
その後、肥料を含まない用土へ挿すだけです。
タイツリソウが気をつけたい病気や害虫
タイツリソウは病気の心配がほとんどありませんが、気をつけたい害虫がいます。
アブラムシ
アブラムシは新芽やつぼみの先につき、吸汁して株を弱らせます。
繁殖力も強く、病気を媒介するので見つけたら早めに薬剤で対処しましょう。
ヨトウムシ
年に2回ほど発生するヨトウムシは、ヨトウガの幼虫です。
昼は土の中に隠れ、夜になると一斉に出てきて葉を食害します。
葉が食べられていないか、こまめに葉裏もチェックしましょう。
ボクが夜のパトロールしておくよ。
見つけたらペロっとしちゃう。
えっ!
食べちゃうの?
ガーデンかえる君のこと嫌いになちゃいそう。
タイツリソウの豆知識
ここからはタイツリソウのちょっとした豆知識をご紹介します。
覚えておいて損はないですよ。
タイツリソウの豆知識
【豆知識1】タイツリソウは消えてしまう
タイツリソウは、秋頃になると地上から姿を消してしまいます。
「育て方が悪いから消えてしまったの?」
と不安に思う方もいるかもしれません。
タイツリソウの地上部が枯れても、根は生きているので安心してください。
翌年の春には、芽がニョキニョキと顔をのぞかせてくれますよ。
毎年その瞬間は感動するよ。
芽を出し始めてからの急成長に驚くんだよね。
【豆知識2】タイツリソウの根は生育旺盛
タイツリソウは、根の生育スピードが早い植物です。
「花が咲かない」
「株に元気がない」
というときには、根詰まりを起こしている可能性があります。
地植えの場合でも2~3年、鉢植えの場合は1~2年で植え替えが必要です。
タイツリソウってわんぱくなんだね。
見習わなくっちゃ。
【豆知識3】タイツリソウには毒がある?!
タイツリソウは別名「ケマンソウ」とも呼ばれる山野草で毒があります。
とくに、葉や根茎に「ビククリン」「プロトピン」の成分が含まれます。
間違えて食べてしまうと、嘔吐・下痢・呼吸不全・心臓麻痺の症状を引き起こすので注意しましょう。
え、ヤダ。
毒があるならやめとく。
それに、ヨトウムシ食べたら嫌われそうだし・・・
まとめ
タイツリソウは、コツを掴めば育てやすい植物です。
ぜひ、憧れのガーデナーのお庭を目指して育ててみましょう!
タイツリソウ育て方のまとめ
●タイツリソウは日当たりを好み、乾燥を嫌う植物です。
水やりを注意すれば、初心者でもカンタンに育てられます。
●タイツリソウの根は深く成長するので、地植えにするのがおすすめ。
●病害虫の少ないタイツリソウですが、毒があるので注意しましょう。
タイツリソウのこと詳しくなっちゃった。
株分けで増やして、お庭を可愛くしていってね。