気になることが放っておけない、ガーデンかえる君に疑問がわいてきました。
育ちすぎたローズマリーを秋に剪定してもいいのか、悩んでいる人は多いかもしれません。
とくに地植えで育てていると、巨大化&アンバランスな樹形のローズマリーに、手を焼いてしまいますよね。
そんなわが家のローズマリーも、剪定のタイミングを逃してしまい、ますます大きくなる一方…
そこで今回は、秋の剪定を行うことにしました!
わが家と同じように、育ちすぎたローズマリーにお困りの方は秋の剪定にチャレンジしてみましょう。
秋剪定のコツや、注意すべきことを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
自由奔放なわが家のローズマリー。
ちょっと甘やしすぎたと反省しています…
たしかにスゴイよね。
あれは低木ではないよね…
ローズマリーは秋に剪定してもいいの?
ローズマリーの剪定について、気になる問題はたくさんありますよね。
解決できるように回答していくので、ぜひチェックしてくださいね。
ローズマリーは秋に剪定しても大丈夫?
ローズマリーは、秋に剪定しても大丈夫です。春以降に一度も剪定していないときは、むしろ剪定した方がよいでしょう。
ローズマリーの秋剪定は何月までにすればいいの?
ローズマリーの剪定は、遅くても、9月~11月初旬までに済ませるのがよいでしょう。暑すぎる、寒すぎる時期を避けて行うのがベストです。
そのため、残暑の名残りがあるうちはNG。
また、お住まいの地域によって気温が違うので、環境に合わせて剪定するのがおすすめです。
わが家では、気温が15℃を下回ったら剪定はしないよ。
キーワードは「日差しが暖かく感じられる秋」で覚えておこう!
秋にローズマリーを剪定して失敗することはあるの?
ローズマリーを強剪定しすぎた場合、枯れてしまうことがあります。剪定後、気温が下がる日が続く場合には、弱剪定にとどめて様子をみましょう。
大丈夫!
秋の剪定で気をつけるポイントについては、後で紹介するね。
育ちすぎたローズマリー|剪定しないとどうなるの?
ローズマリーは、剪定しないとデメリットが発生してきます。
剪定しないままのローズマリーには、次のことが起こるので注意しましょう。
ローズマリー:剪定しないデメリット
①巨大化する
生育旺盛なローズマリーは、2m近くに成長する品種もあります。
そのため、剪定しないまま育てた場合、巨大化するでしょう。
また、茎は枝へと変わり硬くなるため、剪定するのにも力が必要になります。
植えてから2年で巨大化したローズマリー。
下の写真を見れば、よくわかるよね!
2020年のローズマリー
2022年のローズマリー
まさか2年でこんなに大きくなるとは…
予想していなかったんだよね?!
②樹形が乱れてアンバランスになる
生育旺盛なローズマリーは、剪定しないと樹形が乱れてしまいます。
ガーデニングビギナーだったわが家も、恥ずかしながら剪定をしていませんでした。
どんどん大きくなるローズマリーの枝が曲がったり、密になったりするのを見て焦りはじめました。
凛としてカッコよかったはずのローズマリーから、アンバランスな樹形へと変化したのをきっかけに剪定をスタート。
この経験から、樹形が乱れる前に剪定することをおすすめします。
③木質化が進む
ローズマリーの古い枝は木質化していきます。こまめに剪定することで、木質化した部分を抑えバランスよく仕立てられるでしょう。
剪定していないローズマリーは、木質化し老化した枝(茶色の部分)ばかりが増え続けます。
また、木質化した部分から新芽は出てきにくいので、茶色と緑のバランスの悪さが目立ちます。
木質化は新芽の成長の妨げともなるので、増やさないように剪定するのがポイントです。
④雪の重みで折れる
寒い地域では、雪の重みでローズマリーの枝が折れることがあります。
伸び放題の枝のままで冬を迎えてしまうと、雪が降り積もります。
とくに、大雪の日やぼた雪のときには、ローズマリーの枝がしなり地面にまでつく勢い。
わが家のローズマリーも、雪の重みに耐えかねて折れてしまいました。
この経験から、ローズマリーの秋剪定は欠かさないように注意しています。
そういうこともあるよね。
だから、枝を剪定して軽くしておこうね。
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ローズマリー|秋の剪定で気をつけることは?
ここからは、ローズマリーの秋剪定で気をつけるポイントを紹介します。
秋の剪定に不安がある人は、ぜひ参考にしてくださいね。
秋の剪定で気をつけること
強剪定を避ける
ローズマリーは、強剪定が苦手です。
そのため、剪定する季節や条件によって枯れてしまうことがあります。
強剪定とは?
強剪定とは、太い枝を短くする剪定方法です。
切り口が大きくなるので、木への負担やストレスが大きくなります。
また、枝や芽を多く切りすぎることも強剪定になり、回復する力がない木は枯れてしまうので要注意です。
ローズマリーに負担をかけるのはわかっているけど…
夢中になると、ついついコンパクトにしたくなるよね。
いつもダンナさんに、STOPかけられています。
新芽を残して剪定する
秋の剪定でとくに気をつけたいのが、新芽を残して剪定することです。
どの季節にせよ、ローズマリーの剪定は新芽を残すのが基本。
なぜなら、木質化したところからは芽吹きにくいからです。
秋の剪定は寒い季節を目前にしているため、いつも以上に慎重に、新芽を確認しながら行いましょう。
ローズマリーを剪定する箇所
point
- 曲がったり、内側に成長していたりする枝は基部から間引こう。
しばらく剪定していないと、徒長枝が多くて大変。
日を分けて、少しずつ作業するのがポイントだよ。
枝の3分1くらいに留める
秋に剪定するのが不安な人は、枝の3分1くらいを目安に剪定しましょう。
「季節や環境の条件によって、枯れてしまうこともある」と聞くと、剪定するのが不安になりますよね。
心配なときには、少しずつ時間をかけて剪定していく選択肢もあります。
また、切り口が大きくなったときには、癒合剤を塗っておきましょう。
切り口から雑菌が入るのを防ぎます。
剪定後のローズマリーは、捨てずに活用するのもイチオシですよ!
お料理に活用したり、入浴剤代わりにしたり、ローズマリーの香りと効能を楽しんでくださいね。
100均の不織布に、剪定したローズマリーを入れるだけ。
口を結んでバスタブに浮かべて香りを楽しもう!
ガーデンかえるの疑問。
「ハーブを育てるならローズマリーがおすすめって本当なの?」
「ローズマリーのおすすめ活用術を教えて」
気になることが放っておけない、ガーデンか[…]
まとめ
剪定しないままのローズマリーは、デメリットが大きくなります。
この記事を参考に、秋剪定のコツをマスターしてみましょう!
ローズマリーを巨大化させた経験から、こまめな剪定をおすすめします。
- ローズマリーは秋にも剪定しましょう。
- 秋の剪定は、寒くなる前に行うのがベストです。
- ローズマリーを剪定しないまま冬を迎えると、雪の重みで枝が折れることがあります。
- 秋の剪定で気をつけたいのは、「強剪定しない・新芽を残す・枝の3分1を目安に」の3つがポイント。
- 剪定したローズマリーを手軽に活用し、豊かな時間を楽しみましょう!
やっぱり、なんでも巨大化しすぎるとかわいくないよね。
ローズマリーのバランスを整えて、ボクみたいにキュートにしてあげてね。
ボリュームがありすぎて密状態