ゆずってどんな栄養があるのかな?
ゆずについてもっと知りたいな…
好きというだけで、ガーデニングをはじめた年に植えた『一才ゆず』
ゆずを使った料理やお酒、爽やかな香りのアロマなど、その使い道はたくさんあるものの
気になるゆずの「栄養」や「効能」について、調理師免許を持っているわたしが紹介していきます。
ゆずの栄養をカラダに摂り入れて、輝く毎日を過ごしていきましょう。
ゆずの栄養といえば…やっぱりコレ
ところが「ゆず」には「レモン」以上のビタミンC含有量があるんです。
え!そうなの?!
レモンがいちばんだと思っていたけど違うんだね。
可食部100gあたりに含まれるビタミン成分
ホントだ!!
ゆずの方がビタミンCたっぷりだね。
ゆずの皮は栄養の宝
ビタミンCの効果についても教えて欲しいな。
ぼくにも必要なビタミンかもしれないし…
え? 絶対、必要ないっしょ…
だって「カエル」だよね。。
【ゆずの主な効能】6つ
ゆずにはビタミンCが豊富に含まれていることがわかりました。
【ゆずの6つの効能】
1.風邪予防/免疫力を高める
2.血流、むくみの改善
3.美肌効果
4.生活習慣病予防
5.抗酸化作用(老化防止)
6.リラックス効果
風邪予防/免疫力を高める
水溶性ビタミンの1つ「ビタミンC」は抗酸化作用が強く、風邪予防や抵抗力を高めます。
果皮にはビタミンCの吸収をはやめる成分の「ヘスペリジン」も含まれています。
また、粘膜を丈夫にし、免疫力を高める「β-カロテン」の存在もあるので、細菌やウィルスに対抗する働きが強くなります。
まさにコロナ禍の今に「ゆず」は必要なんだね。
(ぼく…なんかカッコいいこと言ってるな)
血流、むくみの改善
ゆずの皮には、血流やむくみを改善する効果のある「ヘスペリジン」「リモネン」が含まれています。
毛細血管が縮むと、血流の流れが悪くなり、抹消まで血液が運ばれなくなるため「冷え」が発生します。
冬が来ると、手足が冷えて温まらない人も多いですよね。
そこで毛細血管を広げ、血液を流れやすいようにする働きがあるのが「ヘスペリジン」なんです。
リラックス効果があることで知られている「リモネン」にも、血管を広げ、血流の流れを良くする効果があります。
美肌効果
ゆずに多く含まれている「ビタミンC」にはメラニン色素の沈着を防ぐ効果があります。
女性が気になる「シミ」や「そばかす」を防ぐことができるんです。
美肌を作るうえで欠かせない「コラーゲン」は、ビタミンCがないと作り出せません。
ですが、残念なことに「ビタミンC」は体内で作ることのできないビタミンなんです。
【ゆずに含まれる美肌成分】
●「ヘスペリジン」:コラーゲンの合成促進効果(ビタミンCの吸収促進)
●「セリン」:皮膚の保水効果
●「アスパラギン」:体の不要な物質の排出効果
●「ヒスチジン」:紫外線から体を守る効果
●「β-カロテン」:肌の健康を保つ効果
生活習慣病予防
ゆずの皮に含まれる「ヘスペリジン」と「リモネン」には生活習慣病を予防する効果があります。
point:【ヘスペリジン】
●血管をしなやかにし、動脈硬化を防ぐ効果
●高血圧を予防する効果
●コレステロール値を低下させる効果
●アレルギー反応を抑制する効果(花粉症の予防効果)
●ビタミンCの吸収を促進し、コラーゲンを合成促進させる効果
point:【リモネン】
●がん予防、抑制効果
●覚醒効果
●リラックス効果
●ダイエット効果
●育毛促進効果/抜け毛予防効果
●食欲増進効果
抗酸化作用(老化防止)
活性酸素の働きを抑え、抗酸化作用のあるビタミンが、ゆずには豊富にはいっています。
「酸化」は人の体では老化していくことを表しますが、「抗酸化」は体の酸化を抑えることを表します。
体の酸化を抑える働きのある「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」は抗酸化ビタミンとも呼ばれています。
本来「酵素」には活性酸素を抑える働きがあります。
ところが悲しいことに、年齢とともに体内でつくられる酵素の量は減っていきます。
じゃあ、活性酸素を抑えきれなくなって病気が増えたり、老化していく人が増えちゃうよ。
大丈夫なの?
抗酸化ビタミン(ビタミンA、C、E)は、酵素で抑えられなかった活性酸素の働きを抑える抗酸化物質として大切なビタミンなんです。
point:抗酸化ビタミンの働き
●ビタミンA(β-カロテン):活性酸素の働きを抑え、取り除く
●ビタミンC:過酸化脂質が作られるのを抑える。抗酸化力が強い
●ビタミンE(トコフェロール):過酸化脂質が作られるのを抑える。抗酸化作用が強い。
リラックス効果
ゆずの爽やかな香りには、リラックス効果があります。
ゆずに含まれる精油成分は350種類以上もありますが、代表的なものが「リモネン」や「ピネン・シトラール」です。
ですが、ゆず本来の香りを放っているのは「ユズノン」
ゆず1個に1/100万gしか含まれていないという、驚きの成分「ユズノン」が、癒しの香りでリラックス気分を運んでくれているのです。
ゆずの精油には、他にもたくさんの作用があります。
point:ゆずの精油による作用
抗菌・殺虫・鎮痛・利尿作用・リフレッシュ、リラックス効果・集中力向上・血行促進・食欲増進・風邪予防・身体を温める作用・冷え症・肩こり・腰痛・神経痛などの痛みの緩和
みずみずしい「ゆず」の香り。
ストレスがほぐれて、たまらないよねぇ。
含まれているようで、含まれていなかった成分
もちろん、ゆずにもクエン酸が含まれていて、疲労回復の効果があるんだろうなと、ぼんやり思っていました。
ところが驚くことに、ゆずにはクエン酸が含まれていないんです!!
なんというか…ゆずに軽く裏切られたような気持になりました。
まとめ
「ゆず」栄養と効能のまとめ
●ゆずにはレモンを超えるほどの「ビタミンC」が豊富にふくまれています。
●ゆずの果汁よりも果皮に「ビタミンC」が豊富にふくまれているので、丸ごと使い切りましょう。
●ゆずには主に「6つ」の嬉しい効能があります。
ゆずを生活に取り入れて、元気な毎日をすごしましょう。
「ゆず」の栄養と効能について詳しいカエルになりました。
「ゆず」を生活に取り入れて、はつらつと人生を楽しむ人は素敵だよね。
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