「ローズマリーが枯れるのはなぜ?」
「ローズマリーが枯れる原因を知りたいな」
気になることを放っておけない、ガーデンかえる君に疑問がわいてきました。
「ローズマリーを育て始めたものの・・・葉が枯れてきた!」
「ローズマリーが枯れる原因を知って育てたい」
ガーデンかえる君と同じように、疑問や不安をもっている人は多いですよね。
初心者でもカンタンに育てられるローズマリーですが、環境や季節によって枯れてしまうことがあります。
でも、ガッカリしないでください。
「ローズマリーが枯れる原因」をきちんと知って育てれば大丈夫です。
そこで今回は「ローズマリーが枯れる原因」と「枯れかけのローズマリーを元気にする方法」を紹介します。
ローズマリーが枯れる3つの原因
せっかく育て始めたローズマリー。枯れてきたらショックは大きいものです。
ローズマリーが枯れてしまう原因には3つの理由が考えられます。
【原因1】:水やり
ローズマリーが枯れる原因のひとつとして過湿が考えられます。
なぜなら、ローズマリーは乾燥して痩せた土地と相性がよいからです。そのため、乾かし気味に育てるのがポイントです。
大事にするあまりに水をあげすぎていませんか?
「ハッ」と心当たりがある人は要注意。
とくに長雨が続く、梅雨の季節は注意が必要でしょう。
ローズマリーは地中海沿岸が原産なので、日本の高温多湿が苦手です。
鉢植えのローズマリーは、雨の当たらない場所へ移動しましょう。
地植えのローズマリーは、足元が蒸れないように剪定し、風通しよくするひと手間が大切です。
【原因2】:環境
ローズマリーは、太陽の光が大好きなハーブです。
あなたがローズマリーを育てている環境は、日光が当たる場所ですか? もう一度確認してみましょう。
もし、日光の当たらない環境で水やりを続けていたら、根腐れを起こしているかもしれません。
また、夏には日光が充分に当たる場所でも、冬の日光の動きが同じとは限りません。
ローズマリーに元気がないと感じたら、「日光が充分に当たっているか」「土の状態が湿り過ぎではないか」確認してみましょう。
枯れていないか、ぼくもパトロールして見ておくね。
【原因3】:病害虫
ローズマリーは病害虫には強いハーブです。
ところが、気をつけたい病害虫があるのも事実。
ここからは、特に気をつけたい病害虫をまとめているのでチェックしてみましょう。
ローズマリー:病気
横にスクロールできます
病気 | 時期 | 症状 | 対処方法 |
---|---|---|---|
うどんこ病 |
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Point
●うどんこ病を初期段階で見つけたときは、自作のスプレーを散布して予防しましょう。
●薄めた酢や重曹をスプレーし、アルカリ性に触れさせると予防できます。
ローズマリー:害虫
横にスクロールできます
害虫 | 時期 | 症状 | 対処方法 |
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ハダニ |
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ベニフキノメイガ |
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アブラムシ | 春~秋 |
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ヨコバイ | 春~秋 |
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ヨトウムシ | 春~秋 |
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Point
●アブラムシには牛乳を薄めたものをスプレーしましょう。スプレー後は、水で洗い流すのを忘れずに!
●肥料の与えすぎはアブラムシを呼ぶので注意が必要です。
それでも枯れるローズマリーは根っこが原因?!
過湿を避け、日当たりをよくし、病害虫も発生していない。それなのに、枯れてしまうローズマリーは根詰まりを起こしているかもしれません。
生育旺盛なローズマリーは、根っこの成長スピードも早いもの。根が伸びる場所がなくなると枯れてしまいます。そうなる前に、植え替えをしてあげましょう。
植え替えのときに気をつけてほしいのは、根をいじらないことです。
ローズマリーは移植を嫌うハーブなので、根鉢は崩さずに植え替えするのがポイントです。
1~2年に一度は、「ひと回りおおきな鉢」へ植え替えをしてあげると元気に成長していきます。
Point
●地植えのローズマリーを移植するときは、根を傷つけないよう要注意。
●後から移植することがないように、場所をしっかりと決めて地植えにしましょう。
枯れかけたローズマリーを元気に復活させる方法
「あれ? ローズマリー元気がないな」と思ったら、早めに対処することが大切です。
元気なローズマリーに復活させるためのポイントは「剪定」と「挿し木」
順番に説明していきますね。
剪定
じつは、ローズマリーを剪定するメリットは4つもあります。
このメリットを知っておくと、ローズマリーを元気に復活させられるでしょう。
ローズマリー剪定のメリット
●蒸れによる過湿をふせぐ
●風通しよくすることで、病害虫をふせぐ
●樹形をととのえる
●新芽を出しやすくする
Point
●剪定するときは、木質化していない緑の部分を切りましょう。
●木質化したところからは新芽は出にくいので要注意。
剪定ってかわいそうな気がするけど、ローズマリーのためには大事な作業なんだよね。
剪定した後は、ローズマリーをしっかり活用すれば大丈夫。
活用してもらえたら、ローズマリーも喜ぶよね!
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挿し木
ローズマリーがすべて枯れてしまう前に、元気な部分を挿し木にしましょう。ローズマリーは根をいじられるのが苦手。ところが、挿し木から増やせるほど丈夫な植物です。
剪定した枝は捨てずに、挿し木に再利用するのがおすすめですよ。
Point
●ローズマリーの挿し木に適している時期は「5月~6月」「9月~10月」
●真夏と真冬をさけるのがポイント。
ローズマリー挿し木のステップ
消毒したハサミで木質化していないローズマリーを切る
下葉を落として水に挿しておく
剪定した箇所に発根促進剤をつける
土に挿す
まとめ
茶色くカサカサになってしまったローズマリーの原因と、対処方法を紹介しました。
せっかく大切に育ててきたローズマリー。
簡単にあきらめちゃダメだよ。
1. ローズマリーが枯れる原因は「水やり・日当たり・病害虫」の3つが考えられます。
2. ローズマリーが枯れる3つの原因に心当たりがないときには根っこのトラブルが起きているかもしれません。
3. ローズマリーをチェックし、すべてが枯れる前に「剪定」と「挿し木」で元気に復活させましょう。
4. ローズマリーを育てて活用する丁寧な暮らしは、心を穏やかにし、潤いをあたえてくれるはずです。
ローズマリーが枯れる原因がわかってスッキリしたね。
枯れてきても対処方法があるのはひと安心だよね。
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